【漫画の紹介】『生きづらいと思ったら親子で発達障害でした』
幼い頃から生きづらさを抱えていた作者の息子は2人とも発達障害グレーゾーン。「人目が怖い」「集団が怖い」「未来が怖い」と、絶望と希望を繰り返しながらも、なんとか生きていく姿に共感と応援の声が集まる実録コミックエッセイをご紹介します!
コミュ障の母&癇癪持ちの息子
人付き合いが苦手な作者は自分のことを"コミュ障”だといいます。
夫は単身赴任で家におらず、癇癪持ちの長男を連れて「ママ友」の輪に入っていけるはずもなく、孤独な子育てが始まります。
「母コミュ障なので引きこもる。」
「同世代とのまともな交流のないまま、長男10ヶ月…」
「ママ友とか難しそうなイメージだし、もうすぐ仕事始めるしいいか~。」
「発達障害」について調べる日々
病院で息子の発達の遅れを指摘されてから、作者は「発達障害」について調べ始めます。その中で、子どもの発達障害の本の中に大人の発達障害の本が混ざっているのを読み、大人の発達障害の傾向をみて「これ、私のことだ・・・!」と気がつきます。
「発達障害の子をもつ親は『この子の考えていることがわからない』『宇宙人みたい』なんて言うけれど、自分も当事者だからだろうか、私には気持ちがわかる気がする」
「自分でも抑えられない癇癪やパニックの辛さ、感覚過敏の辛さ、水の流れをいつまでも眺めていたい気持ち」
「発達障害と気がついたときは絶望的になったけど、落ち着いて考えると私は絶望するほど不幸ではなさそう・・・」
息子と自分の発達障害に気がつく
自分自身の発達障害に気がついた作者は、専門病院を探して「ADHD」という診断を受けます。
「私の頭の中はいつもザワザワしている。だから集中力がないし落ち着かない」
「けど、自分がADHDと自覚したことで防げるミスも増えました」
「私達のように特性のある人の生き方を『かわいそう』とか『不幸』なんて考えたいわけではない」
自分と息子の「発達障害」に直面した作者のセキララな心情が描かれています。
“生きづらさ”を抱えて生きること
この本のタイトル「生きづらいと思ったら親子で発達障害」を見た時に"ついにこういう本が出てきたな”と思いました。
発達障害が起こる原因は解明されていませんが、誰にでも発達のデコボコがあることは明確な事実です。発達障害とはデコボコの程度が、社会生活を営みにくい形だという理解もできます。それが作者の言う「生きづらさ」です。
あとがきには「生きづらいけど、生きられる」という希望の言葉があります。見通しのつかない「生きづらい」未来でも、私たちは「生きられる」。ぜひお手にとってみてください。
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